すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、10月より 株式会社Gaji-Labo の所属となりました。 会社のブログでも 入社エントリー を公開されたところで、このブログでも2ヶ月弱働いてみた所感を記録しておきます。
就職した経緯
正直なところ、社員として働くことには強い苦手意識を持っていました。
前々職がはじめての社員体験だったわけですが、それがあまり良い体験ではなかったことがひとつ。 そして、前々職を退職してから非常に長い期間を最大限自由なフリーランスとして活動していて、 あまりに快適で体に馴染んでしまったのがもうひとつ。
しかし、事実フリーランスというのは安定性に欠けますし、 この先ずっとこの働き方で走り続けるのは厳しいのではという悩みは常にありました。 そんな折、かねてから案件で提携していた現弊社から声をかけてもらい、 かなりの勇気と思い切りをもって飛び込んでみたわけです。
入社を後押ししたポイント
入社へのダイブはかなりの覚悟を必要としましたが、そこを後押ししてくれたポイントがいくつかあります。
新しい活躍の場への関心
まず、自分の将来を見据え、会社というチームに所属した方が活躍の場が広がるのではないかと考えました。 フリーランスは様々なプロジェクトチームにジョインできるメリットはありますが、 結局のところ活躍範囲が個人のスケールに閉じてしまうところがありますし、 多くの会社がフリーランスに期待する働きもスコープが限定されています。 そのような枠にとらわれずに色々な体験をしてみたいと考えたのです。
入社前に一緒に働けていたこと
そして、入社前に社内の雰囲気・カルチャーが知れていたこと。 現弊社とは6年前から一緒のチームで動いていたので、 どういうスタイルの会社なのか、どんなカルチャーをもつ会社なのか、どんなメンバーがいるのかをある程度把握していました。 転職活動でゼロから会社を知ることに比べると、かなりハードルが下げられているはずです。
インボイス制度
それからインボイス制度。 別にこれは狙ったわけではないのですが、たまたま入社日がインボイス制度施行の日と被りました。 個人事業主にとってつらさしかないインボイス、回避出来るならしたいですよね。
フリーランスと社員、どのへんが違う?
さて、実際に2ヶ月弱働いてみて、どうだったか。 フリーランスと社員の働き方の間に感じた差分のようなものを記録しておきます。 就職を考えているフリーランスの方の参考になれば幸いです。
見えない縛りのようなもの
フリーランスの頃はとにかく自由すぎたので、 会社に所属した時にはかなりのインパクトを感じました。 会社員には見えない縛りのようなものがあり、 フリーランスが長い人ほど慣れるまでにストレスを感じるはずです。
言うまでもない事ですが、社員とフリーランスの最も大きな違いは自由度です。 フリーランスは働く時間から案件の選択まで、良くも悪くも自由です。 全て自由ということは全て自分で決定をし、自分で全責任を負わなければいけないということです。 一方で会社員は制限を受けることでそれらの責務からある程度解放されるので、その意味では楽になるかもしれません。
制限のない自由は、時として不自由なものです。
社内タスクの存在
個人の頃は案件のタスクだけをこなせれば良かったのですが、会社員となるとそうもいきません。 そう、社内タスクというものがあるのです。 会社によってボリュームの差はあると思いますが、仕事で費やすリソースの半分以上をもっていかれることもあります。
個人でアプリやサービスを開発されている方はそれらが置き換わる感じをイメージするかもしれませんが、 個人開発は自分のペースで進行できるのに対して、社内タスクはスケジュールがしっかり決められています。 社内タスクも考慮してスケジュールを構築しないとプライベートの時間が圧迫されてしまうので注意が必要です。 そして、次の「労働時間の管理」に関連していきます。
労働時間の管理
これは主に自戒なのですが、フリーランスの頃は労働時間を意識せずにだらだらといつまでも作業をしてしまいがちでした。 会社員となってはそういうわけにはいきません。(もちろんフリーランスでもやるべきではないのですが) 会社組織は社員のリソースを管理しなければならないので、労働時間の管理は必須です。 メンバーは適切に限られた労働時間の範囲内で成果を出していかなければいけないのです。
社会保険はすべてを解決する
額面は減ると思いますが、社会保険の存在がすべて相殺してくれる気がします。
まとめ
今後どうしていきたいかはまだ未定ですが、 まずは25ガジ目として会社員生活を楽しんでいきたいと思っています。
また、フリーランスの方で就職を検討している方は、 まずパートナーとして一緒に働いてみるのは相互理解が深まりお互いにハードルが下がるのでお勧めです。 わたしと一緒に働きたいという酔狂な方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を。